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2025年07月10日  07時06分
63年目
CATEGORY : [徒然]


牛クマ〜 (^_^)












昨日は東京大空襲から63年目の日でした。
TBSで特番をやっていたので見ることにしたのですが
「石川光陽」氏…恥ずかしながらこの方の名前を存じておりませんでした。
でも彼が写した空襲の写真は知っています。
知っているというよりも目に焼き付いて忘れることが出来ません。
たぶん皆さんも何処かでお目に掛かっていることだと思います。
私が初めてその写真を見たのは、小学4年の頃でした。
戦争をより知るために先生が「石川光陽」の写真集をクラスの一人一人に廻し、
先生は「家へ持ち帰って家族の方と一緒に見るように」と仰っていたのを覚えています。
10歳程度のガキが戦争の悲惨さなんてわかるはずもありません。
悲惨な写真を興味本位で見るだけでした。

その写真集が私の番になっていた頃、丁度父方の祖母が遊びに来ておりました。
お祖母ちゃんなら戦争のことをよく知っていると思ったので、写真集を見せました。
私の母は、戦時中に生まれたので戦争のことは知りません。
私の父も、終戦時に5歳だったので、部分的にしか覚えていないそうです。
祖母は…、子供達を縁故疎開させて東京で空襲の片付け等をしていたそうです。
終戦になって、子供達と一緒になんとか住めるような環境を作って、
ようやく東京に呼び戻し、毎日ヤミ市で食料を調達しては、警察に持って行かれたりしていたようです。

そんな話を、ちょこちょこと聞いていたので、学校から廻ってきた写真集を帰宅して早々に見せました。
1〜2ページめくって、祖母は「見たくない」と言って写真集を遠ざけてしまいました。
代わりに母が「後で一緒に見よう」と言ってくれましたが…。
当時の私では、祖母の心境なんてわかるわけがなくて、たぶん頭に「?」を飛ばして
不思議そうな顔をしていたと思います。

そして今、同じ写真をTVを通してだけど、見ることができ、
(番組はドキュメンタリー+ドラマって感じでしたが)
ただただ悲しくて泣けてきました。

空襲はもちろん、原爆、戦地等で亡くなった人…。
全ての人に家族がいて、家庭があって、それが一瞬で消えてしまって
残るのは生き残った者の涙しかありません。
TVでは焼夷弾を落とした側の飛行士達へのインタビュー、そして
石川光陽の写真を見せた反応等を映し出しておりました…が、
たしかにヤツラが襲ってこなければ…と思いました…。でも
彼らは自分の国のため、家族のために任務を遂行しなければならなかった。
自分たちが生き残るためには従うしかなかった…というのも
わからないワケではありません。

当時の空襲で、あまりの熱さに学校のプールへ飛び込み、
その時自分にすがりついて助かろうとしている見知らぬ連中をやっとの思いで振り払い、
なんとか生き延びたという男性が、
「自分が生き残る為には、ああするしかなかった。あの時振り払ってしまった人々は
 きっと助かっていないと思う。」
と、戦争の被害者なのに『自分は人を殺してしまったのも同然だ』と苦悩していたそうです。

戦争は、すべての一般市民・国民が『被害者』なんだと思います。
じゃあ誰の責任なのか?
戦争をはじめた、国のTOPや幹部連中なんでしょうね。簡単に言えば。
でもただの謝罪だけでは、役目を辞任しただけでは、自殺しただけでは、
裁判で死刑になっただけでは責任なんてとれません。
『一度、同じ目にあえばわかる』って言うけど、
わかっていたら戦争なんて起こさないよね…きっと。
つーか、同じ目にあったら生きてないかもしれないけど。

あー、なんか話が纏まらなくなってしまいました。
ありきたりで申し訳ないですが、とにかく健康で皆楽しく暮らせればそれでいいです。
金持ちじゃなくてもいいよ。好きな物が食べられたり、
欲しい物がなんとか買えたり、ちょっと旅行が出来たり…
そんな風に暮らせればそれでイイジャン。それで十分。
信じるものが隣の人と違ったっていいではないか。
他人は他人、自分は自分。
自分が「イイ」と思えて、精神的に安定できるのであればそれでOK。
自分の信じるもの以外を非難したり否定することは必要のないことだと思います。





私の大叔父は南の前線で戦死した…らしいです。
でも遺体も遺品も何も帰ることもなく
『戦死した』というただの紙切れだけが届いたそうです。
100%その通りだとは思うんだけど、
もしかしたら何処かで現地の人と暮らしてたり〜…って
腐女子らしい考えを持っていたりもしてます(笑)
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2008年03月11日  12時38分
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